アベノミクス、消費増税など、国内産業を取り巻く環境が大きく変わっている中、多くの企業が、転換期を迎えた事業の活性化、新規事業を含む成長戦略の立案に知恵を出し、実際に立ち上げていくことが喫緊の課題となっています。

 新規事業立ち上げ、既存事業の見直しを成功に導くには、そのための基本的なポイントや実践的アプローチを知っておくことは不可欠です。特に「顧客が見えない」「どこからどんな競合が現れるか分からない」といわれる現在においてはそのための新しいアプローチや推進上の重要なスタンスが存在しますが、自社内でそのようなノウハウを持ち、必要なスタッフに共有できているケースは多くありません。

 本塾では、大企業及び起業家を対象に年間100件以上の新規事業・既存事業見直しのアドバイスを手がける一方で、社会人向けビジネススクールで事業開発ワークショップの教鞭を取る講師が以下を徹底解説します。

  知っておくべき新規事業・事業見直しの基本アプローチ
  実務で使える事業発想とビジネスモデル構築の要諦
  実際に使えるようになるための事例紹介と演習
  オープンイノベーションを体感できるチームワークショップ

 ボストンコンサルティンググループでの大企業向けのコンサルティングと自ら起業家として上場する企業を創業したという、2つの実績からの実践的かつ実用的なプログラムとなっています。

 更に、参加者がチームを組んで実際のテーマに取り組むオープンイノベーション型の演習を行いますので、「知識として分かったけれど実際どうやるの?」というよくある疑問を解消し、同時に問題意識を同じくする参加者同士のヨコのネットワークが構築できます。


 新規事業開発や既存事業の見直しに関しては参考になりそうな各種分析枠組みや経営理論が多数存在しますが、それだけでは所詮分析にとどまってしまって新しい発想につながらない、考え方や事例としては面白いが自社にどう適用したらよいのかよくわからないという声をよく聞きます。これは新しい発想に必要なアクションベースが不十分であることと、事業を考えるうえで決めていくべき「背骨」と決めるための参考となる「分析」、「理屈」、「インプット」が明確になっていないことに起因します。

 また、多くの企業ではせっかく事業アイデアが出てきても結局事業化に至らないケースも多く見られます。アイデアがアイデア段階に留まっていて、ビジネスとして儲かる仕組みである「事業モデル」として成立していない、もしくはその「顧客検証」が十分に行われていないためです。ここはマーケティングの考え方やノウハウが活きる部分ですが、伝統的なマーケティングアプローチに加えて最近の事業環境を踏まえた新しいアプローチも登場しています。 この塾では、新しい発想を生み出すための基本的理論と具体的アプローチについて解説し、実際にチームでの演習を通じてその有効性を確認して頂きます。また、事業を考える際に上記の重要な5つの要素について、事例を元に徹底解説します。

 更に、アイデアを事業モデルに進化させるステップとポイントを解説するとともに、ワークショップでのチーム討議や参加者からの持ち込みアイデアを元に、事業化に向けたアクションのポイントを解説、また参加者の抱える個別のご質問にもお答えします。

講師プロフィール

秦 充洋 (はた みつひろ)氏

株式会社ミレニアムパートナーズ代表取締役
グロービス経営大学院(ベンチャーマネジメント、ベンチャー戦略)講師
NPO法人「ヘルスケアリーダーシップ研究会」理事
メルマガ「実践に役立つ!事業革新の方程式」執筆
1992年一橋大学商学部卒業。ボストンコンサルティンググループ東京事務所に入社。国内外の様々な分野の大企業を対象に本業見直し、新事業戦略策定などの戦略プロジェクトに携わる。95年には同社ソウルオフィスに現地駐在。1996年、医療従事者に医療情報を提供する株式会社ケアネットを共同で創業、取締役副社長として事業計画の立案、実行、資金調達、管理、放送事業を担当(同社は07年東証マザーズに上場)。99年VCの誘いによりネットベンチャー社長に転じ、1年で売上高を80百万円から1,500百万円に拡大。戦略立案、実行、資金調達、有力B2B企業買収を実施。ネットバブル崩壊後は事業クローズも実施。02年BCGに復帰。プロジェクトマネジャーとしてM&A、事業再生、新規事業立ち上げ、組織人事政策策定などを指導。
06年 ミレニアムパートナーズ設立し、大企業を中心に新規事業開発のワークショップ、次世代リーダー育成などのプロジェクトの支援、スタートアップ向けファンド運営などを行う。同時にグロービス経営大学院にて新規事業関連科目である「ベンチャーマネジメント」、「ベンチャー戦略」を担当、起業家育成などに携わる。
本セミナーの受付は終了いたしました。

プログラム

顧客が見えない時代の新規事業・事業見直しはどう進めればよいのか?
〜新しい発想を生み出す再現可能なアプローチとは〜

●どのような認識と姿勢で臨むべきか
 ・あなたが起こしたいイノベーションとは?
 ・イノベーションの幻想と呪縛をどう壊すか
 ・どんなときでも新しいチャンスは存在する
●事業発想が生まれる仕組みを理解する
 ・「組み合わせ」が生む新しい切り口
 ・事業発想を生む3つのポイント
  (仕込むべきインプット、5つのステップ/FG法、チームアプローチ)
 ・チャンスを生み出す「新しい変化」と「顧客インサイト」
●ワークショップ「組み合わせカード法」
 ・チーム分け
 ・組み合わせカード法による事業発想の体感
●“筋の良い”事業アイデアとは何か?
 ・“オーバーキル”症候群とブレイクスルーポイント
 ・初期スクリーニング基準
 ・事業化判断の5つのポイント
アイデアはどのように事業モデルに進化するのか?
 〜ビジネスモデルとは何か、その実践的な構築方法を学ぶ〜

●事業モデルの骨格とその要諦を理解する
 ・「インベンション(発明)」から「イノベーション(事業)」へ
 ・儲けを生み出す構造を作る
 ・ビジネスモデル構築のポイント
●事業モデルを構成する5つの要素
 ・コアコンセプト、バリュープロポジション
 ・バリューチェーン、マネタイズモデル
 ・キャッシュフローモデル
●具体的事業テーマでのワークショップ
 ・アイデア発表とチーム分け
 ・各テーマについて5つのステップで考えてみる
●検討結果の発表と全体討議
 ・5つのステップに展開する
 ・検討上の課題、難しい点を共有する
■課題レポート:
自分のチームのテーマについて各自顧客の提供価値を考える
・ターゲット、提供価値、競合との差別性を明らかにする
見えない顧客を見る、その顧客を引きつけるにはどうすればよいのか?
 〜あなたの「妄想」が「確信」へと至る新しいマーケティングアプローチ〜

●顧客への提供価値(バリュープロポジション/STP)をどう考えるか?
 ・顧客セグメントの”切り口”と”絞込み”の意味を理解する
 ・新しいポジショニングマップ 「バリューキャンバス」
 ・顧客仮説を立てる、顧客仮説を検証する
●新しいアプローチ
 ・高速トライアンドエラー
   (リーンモデル、リバースイノベーション、グロースハック)
 ・顧客インサイト
   (デザイン思考、エスノグラフィー、カスタマージャーニー)
 ・カスタマージャーニー演習
●持ち寄った「提供価値」をチームでとりまとめ
 ・セグメンテーションの切り口
 ・ターゲットを見つける(プロダクトアウト、マーケットイン)
 ・ポジショニングマップ、バリューキャンバス
●検討結果の発表と全体討議
 ・バリュープロポジションを発表
 ・検討上の課題、難しい点を共有する
■課題レポート:
自分のチームのテーマについて各自で「バリューチェーン」を考える
・必要な機能と連携、提携相手の候補、営業・販促方法の案
あなたの事業の価値を更に向上させる仕組みはどのように構築するのか?
 〜競合との違いを生み出すプロセス設計とアライアンスの考え方〜

●価値提供を実現するバリューチェーン(提供体制)を考える
 ・サプライチェーンとバリューチェーン
 ・オペレーションとマーケティング
 ・バリューチェーン設計のツールと手順
●バリューチェーン見直しによる革新
 ・プロセスイノベーション
 ・デコンストラクション
 ・リソースフルネス
●提供価値を実現する「バリューチェーン」をチームでとりまとめ
 ・オペレーションとマーケティング
 ・リソースフルネス
●検討結果の発表と全体討議
 ・バリューチェーンを発表
 ・検討上の課題、難しい点を共有する
■課題レポート:
自分のチームのテーマについて各自で「収支モデル」を考える
・マネタイズモデル、キャッシュフロー
事業の魅力を左右するマネタイズモデルの設計はどうするのか?
 〜「その事業は儲かるのか?」という質問にはこう答える〜

●「マネタイズモデル」を構築する
 ・コストドライバーとバリュードライバーで差を作る
 ・ビジネスモデルの源流探訪
 ・12のマネタイズパターン
●「キャッシュフローモデル」構築のコツ
 ・5つの基本ステップ
 ・経営判断に必要な数値
 ・「事業特性」と「KPI」をあぶり出す
●「ビジネスモデルキャンバス」をチームでとりまとめ
 ・ビジネスモデルキャンパスとは
 ・更に新しい革新の余地はないか
●検討結果の発表と全体討議
 ・キャンバスを発表
 ・検討上の課題、難しい点を共有する
■課題レポート:
自分のチームのテーマについて各自で「プレゼンテーション」を考える
・対社内、対社外のいずれかもしくは両方を対象
新規事業で関係者を巻き込み、変化を生み出すリーダーシップとは?
 〜ヒトを動かし、大きな変化を生み出すエッセンス〜

●プレゼンテーション演習
 ・検討してきた内容を説明する
 ・プレゼン実演
●実現に結びつく事業計画のプレゼンとは?
 ・ヒトを動かすストーリー展開
 ・証明・説得力のある表現
 ・あなたが示さなくてはいけないこと
●イノベーションの組織展開のコツ
 ・どの国でも大企業は新規事業・事業見直しが苦手
 ・チーム、体制はこう設計する
 ・イノベーションを起こしたい経営者におくるべからず集
●学びの振り返り
 ・役に立つと思ったこと、難しいと思ったこと
 ・今後に向けて

開 催 概 要

日 時
第1回:4月13日(月)10:00〜17:30(開場:  9:30)
第2回:4月23日(木)13:30〜17:30(開場:13:00)
第3回:5月12日(火)13:30〜17:30(開場:13:00)
第4回:5月18日(月)13:30〜17:30(開場:13:00)
第5回:5月25日(月)13:30〜17:30(開場:13:00)
会 場
秋葉原UDXカンファレンス会場

東京都 千代田区 外神田 4-14-1 JR秋葉原駅 電気街口より 徒歩2分
※第4回目会場のみ、秋葉原UDXギャラリーネクストになります。

対 象

・経営企画/事業企画/財務企画部門の責任者・担当者
・新規事業・海外戦略・プロジェクトの責任者・担当者
・商品開発、システム構築の責任者・担当者

定 員
30名限定 (先着順・満席となり次第締切となります)
※最少開催人員:10名
主 催
日経BP未来研究所
運 営
日経BP社 販売局
受講料
■ 1名様参加:¥300,000(税込み)
■ 2名様参加:¥540,000(税込み)
2名参加がお得です!※2名参加割引価格は、同時申込の場合に限らせていただきます。
【お申込注意事項】
※先着順にてお申込みを受け付けます。定員となり次第、締切とさせていただきます。
※後日、受講証とご請求書を送付させていただきます。ご入金は銀行振込でお願いいたします。なお、振込手数料はお客様のご負担になりますので、あらかじめご了承ください
※2名同時申込みの場合も、お送りする受講証は1枚となります。お申込者以外の方は、受付でお申込者のお名前をお伝えください。
※お申し込み後のキャンセル、ご送金後の返金はお受けいたしかねます。代理の方が出席くださいますようお願いいたします。
※参加申込人数が最少開催人員に達しない場合は、開催を中止させていただくことがあります。また、やむを得ず講師、プログラム等が変更になる場合もございます。あらかじめご了承ください。

参加者の声 (新規事業創造塾 第1弾より)


4月より経営企画部に配属となり、新規事業に取り組む事になった為、参加したが、非常に有意義な時間となった。

実務に活かせる内容が豊富で期待通りだった。参加した価値があった。早速実践したい。

古い体質の業界で、今後市場が伸びない事が明白にもかかわらず、新たな収益を確立する事を求められており、事例を基にした解説は今後のヒントとなった。

社外の人たちとの議論や、実際の事例などが聞けて大変面白かった。

現在まさに新規事業をすすめる立場にあり、特にマネタイズに課題を感じていたため、その課題解決に大いに役立った。

新規事業を「ゼロ」から模索する手法について体系的に学べ、様々な着眼点を教わり大変勉強となった。

技術部門から新規事業部門へ異動になり、新規事業立ち上げのお作法から学べ、今後の実務の参考になった。

会社の既存事業が成熟する中で、新規事業の立上げが急務であったが、演習中心の内容だったたため、非常に役に立った。
本セミナーの受付は終了いたしました。
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